「足のクリニック」

        教科書に書けなかった診療のコツ

        慶應義塾大学講師 井口 傑 著

        南江堂:定価(本体4,500円+税)

 

実際にどの様に考えどの様にするか診療の際の知恵や工夫を後輩に伝えたくて挿し絵を同門の整形外科医に頼み少しでも気楽に読んでいただけるようにしました。

足の治療には「靴」と「足底板」が欠かせません。しかし、実際にどう考えて靴を選び、どのように足底板を作るか、医師だけでなく、看護師、装具士、シューフィッター、さらに患者にも役立つよう書きました。

後半には、日常診療での理解に役立つよう、浅く広く足部疾患を紹介しました。足の診断は、足の病気さえ知っていれば難しくありません。逆に、知らないとレントゲン写真を見ても「見えども見えず」で診断がつきません。皆様の診療に少しでもお役に立つことを願っています。