靴の選びの4つのポイント(暮らしと健康 保健同人2001.5月号より)
- まずは「長さ」。足の指を十分に伸ばした状態で、靴とかかととの間に、小指が入るくらいの余裕があるもの。ハイヒールなどの傾斜のある靴は、足の指で底をつかむような形ではいているので、小さい靴をはいているのと同じ状態です。ヒールの高さは5cmまでに。
- 2つ目は「幅」。靴の中で、足の指を開いたり、閉じたりできる幅が必要です。せますぎる靴は、外反母趾などの原因に。足の裏の人さし指のつけ根部分に、縦に長いタコがある人は、幅のせますぎる靴をはいてきたせい。ひものある靴なら、幅の調節ができてベストです。
- 3つめは、「高さ」。靴を踏み返したときに、足の甲に痛みがなく、脱げないものがベスト。高さが合っていないと、甲が締めつけられてあざができたり、親指のつけ根がしびれることもあります。
- 4つ目は「土踏まず」。あなたの土踏まずの位置に、靴底の高まりが合う靴を選びましょう。
そのほか、実際にはいて、時間をかけてはき心地を確かめてから選ぶこと。少なくとも3分くらいは、店内をぐるぐる歩いてみましょう。また、足の形は立っているとき、歩いているとき、座っているときではまったく変わるので、座って試すだけでなく、たって歩いてみることが大切。